ドキュメントN.Z 完結編

旅程:

19970822 出発(福井→大阪→太平洋→オークランド)
19970823 移動(オークランド→クライストチャーチ→クイーンズタウン)
19970824 リマーカブルスキー場
19970825 カドローナスキー場
19970826 コロネットピークスキー場
19970827 トレブルコーンスキー場
19970828 ウィルダネスヘリスキー(国立公園マウントクック)
19970829 移動、オークランド観光
19970830 帰国

19970821@naniwa.fukui.jp 　出発前日。カバンに荷物を詰め込む。最後に一番かさばるスキーウェアを圧縮。へんな音がする。いやな予感。右脇下数10cmが裂けている。急遽、昔のウェアを探す。が、結局、裁縫することに。夜中の11時、一人寂しく針に糸を通す姿が情けない。 (C)Naniwa Hirokazu.

19970822@JL098.osaka.jp 　NZ出発の日。快晴。午後、友人A.H氏(以下アツオ)が愛車レガシーで迎えに来る。車の温度計は37度。暑い...。 　14:40分、JR福井駅から"雷鳥32号"で新大阪へ。指定席がとれない。平日にも関わらず混んでいる。この時期スキー板を持つ我々を、ビジネスマンはどんな目で見ているのだろうか。新大阪で関空特急"はるか43号"に乗り換える。17:31分、関西国際空港着。 　集合場所で社長達と合流。今回のメンバーは社長と奥さん、アツオ、そしてワシの4人。しばらくして、同じフェローのツアーでNZへ行く前の会社の同期S氏(以下シンタニ)に逢う。彼らは計6名の団体。全員知り合い。リーダーは大学の先輩ニシさん。以下、彼らをチームニシと呼称する。 　出発まで時間がある。レストランでビールを飲んで盛り上がる。この時、我々4人とも英語が苦手だという事が判明。ちょっと不安になる。出国手続きを済ませ搭乗。アツオは海外初体験なので嬉しそう。 　20:45分、JL航空098便、NZに向け出発。機上の人となる。 (C)Naniwa Hirokazu.

関空にて:社長、奥さん、アツオ

19970823@gardensparkroyal.queenstown.nz 　日本時間05:30分、目を覚ます。昨夜の機内映画は面白くなかった。朝食はオムレツ。NZと日本との時差は3時間。日本時間07:34分を10:34分にあわせる。同刻、オークランド空港に到着。NZ入りをはたす。オークランドの天候は快晴。思ったより暖かい。元気な人はＴシャツ姿のままだ。入国審査はなにも聞かれず拍子抜け。 　バスで国内線の搭乗口に移動。12:35分、AN航空625便でクライストチャーチへ向かう。機内食はチキン。機内から雪山が見える。14:04分、クライストチャーチ空港に到着。 　時間があるので空港を探索。社長が大好きなプリクラを発見!!。NZにもプリクラが!!。早速、4人で撮影。値段は6$。ナレーションは全て英語。海外仕様だ。次に、NZのコギャル発見。ちょっと短いがルーズソックスだ。待ち合い室ではNZの子供が"タマゴッチ"を持っている。いったいどこまで日本の文化(文化といっていいのか?)は進出しているのだろう。 　15:35分、クライストチャーチからクイーンズタウンへ。約1時間のフライト。16:30分、到着。田舎の空港。フェローのスタッフが迎えてくれる。バスで15分程走り街へ。どうでもいいが、フロントガラスのヒビが気になる。17:00分、宿(ガーデンズパークロイヤルホテル)に到着。バーで今後の予定等々の説明を聞く。 　部屋へ。251号室だ。セミダブルのベッドが2つ。広くてとても奇麗。アイロンまで完備されている。アツオは部屋の灰皿に喜ぶ。スモーカーの海外旅行は大変みたい。シャワーを浴びようやく落ち着く。 　19:00分、夕食。モアという店へ。ソーセージ、パスタ、グリーンサラダなどを注文。4人で、104.5$。パスタは太麺で美味しかった。酒屋でビールとつまみを買い宿に戻る。4人で宴会。宴会終了の後、ワシはチームニシの宴会場へ。土産は酸っぱいポテチ。これは人気なかった。 　00:30分、就床。明日はスキーだ。 (C)Naniwa Hirokazu.

オークランド空港のプリクラ

19970824@gardensparkroyal.queenstown.nz スキー場:リマーカブル 　06:00分、起床。寒い。鼻水がでる。 　07:30分、昨日、説明を聞いたバーの上で朝食。結構広い。バイキング形式。ベーコン、卵焼き、ソーセージ、クロワッサン2つをGET。ベーコンがカリカリしていて美味しい。 　09:00分、快晴。バスでリマーカブルスキー場へ。40分程で到着。下界には雪がなく不安だったが、山には雪がある。ようやくスキーができる。うれしい。 　レベルに応じて3チームに別れる。我々はスピード重視のうさぎさんチーム。ガイドは"マーティン"。カナダとイギリス2つの国籍を持つ陽気な外国人。リフトを降り1本目を軽く滑る。久々の感覚。エッジが立ちすぎて、真っ直ぐ滑ってしまう。2本目のリフトを降りると陽気な外国人が叫ぶ。「ビンボーヘリスキー!!」と。なんの事かわからないまま、板を外しマーティンについていく。なんと、山を登りだすではないか。理解した。ヘリスキーの醍醐味をここで味わおうという事だ。急な斜面を15分程登る。貧乏ヘリスキーはつらい。しばらくすると、眼下にワカティプ湖が見える。景色は最高にいい。登った甲斐があった。 　このスキー場、日本のスキー場と違い立ち入り禁止区域がほとんどない。全面、どこを滑ってもいいようだ。マーティンの後について滑り降りた場所はリフトがない所。送迎バスに乗ってリフトのあるゲレンデ近くまで移動。なんと、トラックのようなこのバスはメルセデスベンツ。恥ずかしながらベンツは初乗。幸運にも運転席の隣に座る事ができた。車内はファンキーな音楽がガンガン流れていた。 　12:15分、昼ご飯。ハンバーガー、ポテト、ビールで10.7$。バーガーはでかい。 　午後はガイドなし。フリーで楽しむ。社長は岩が露出した危険なコースが好きなようだ。「日本では、なかなか味わえない」との事。たしかにそれは言える。 　14:30分、集合場所へ。少し時間があるので初心者向けのバーンで遊ぶ。奥さんは危険なコースを攻めた結果、滑走面を傷つけてしまった。かなりえぐれている。チューンナップが必要だ。フェロースタッフに聞いた所、ショップに出せば明日の朝までに仕上げてくれるとの事。 　15:00分、バス出発。道中、牛や羊の放牧に感動する。 　16:54分、宿でデモンストレータ、ワタナベサブローさんを発見。スキーウェアーメーカー"フェニックス"のツアーに同行しているようだ。 　17:17分、奥さん、板を持ってワークショップへ。リペアを頼む。言葉の壁は乗り越えた模様。 　18:08分、夕ご飯。チームニシはパスタパスタという店へ。我々は、ステーキ屋ローンスターという店へ。ビーフ、ラム、ワインx2本、その他多数を頼む。ラムが美味しい。柔らかく、臭みも全然ない。4人で130$。腹一杯だ。 　食後、レンタルビデオ屋でエアーホッケーを楽しむ。なぜレンタルビデオ屋にエアーホッケーがあるかは不明。 　20:07分、部屋に戻る。いつも一緒に滑っている他のメンバーに絵葉書を書く。葉書にはクライストチャーチ空港で撮ったプリクラを張る。皆、酔ってるせいか書いている内容がハチャメチャになる。切手を張るスペースがなくなる。 　23:00分、就床。 (C)Naniwa Hirokazu.

リマーカブルで滑るワシ メルセデスの運転手

19970825@gardensparkroyal.queenstown.nz スキー場:カドローナ 　06:30分、起床。快晴。朝ご飯は昨日とほぼ同じメニュー。社長は米と味噌汁。奥さんはホットケーキ。アツオはいつもの通りたくさん食べる。ちなみに味噌汁は薄味との事。 　08:30分、カドローナスキー場に向けバス出発。今日は、フェローカップに出場する。1時間40分後、スキー場に到着。いつものようにチーム分ける。今回、ツアーメンバーが多いため、ウサギさんチームはガイドなし。マーティンより社長がツアーガイドに任命される。バイト代はいくら貰えるのだろう。 　11:15分、フェローカップ開催。自己申告タイムと実際に計ったタイムの差を競う。タイム差が少ない程上位だ。よって、スピードが遅くても1位になる事ができる。今回、2人同時に滑るデュアルレース方式。第1走者は、社長と奥さん。ワシとアツオは2番目のスタート。まだ体がスキーに慣れてないため不本意な滑りに終わった。結果発表は夜。この日、ワシとアツオは競技に目覚める。今シーズン、ポールアタックをしているであろう。 　12:45分、昼ご飯。サンド、ポテト、ビールで8$。夜に供え控えめ。 　午後、調子がいい。だんだん勘が戻ってきた。この日はよく滑る。 　15:00分、バス出発。途中、カドローナホテルで休憩。ホットワインを飲む。フェローカップで撮影した写真が出来上がっていた。集合写真とレース中の2枚を買う。しかし滑っている自分のフォームはカッコ悪い。まだまだ修行が足りない。 　17:00分、宿に到着。18:00分、フェローカップ表彰式。式の前に各ヘリスキー会社がプレゼンを行う。ヘリスキーも楽しそう。肝心のレース結果はというと、4人とも全滅。チームニシも残念ながら入賞者はなかった。優勝者は自己申告とのタイム差が0.2秒。すごい。この日、ヘリスキーする事を決断。 　19:40分、夕食。午前中、一緒に滑ったサワダさん、シバサキさん達とパスタパスタという店へ。ピザx1、パスタx3、ワインx1、ビールx6。ここは料理がでるまで時間がかかった。酔いがまわった頃、料理がでてきた。ピザの生地は薄い。しかし、食べごたえはある。6人で109$。今のところ食べ物の店でハズレはない。帰りにビールを1ダース買う。22.7$。今日も部屋で宴会。宴会中、ビデオで今日の滑りをチェックする。まだまだだ。 　24:00分、就床。 (C)Naniwa Hirokazu.

カドローナスキー場にて ホットワイン

19970826@gardensparkroyal.queenstown.nz スキー場:コロネットピーク 　06:30分、起床。雨。 　07:30分、朝ご飯。朝からホットケーキを食べる。チームニシはオフ。シンタニは同期のヨシダと71m級バンジージャンプに挑戦するそうだ。 　09:00分、集合。またワタナベサブローさんに逢う。とっても気さくな人だ。バス出発。30分ほどでコロネットピークスキー場に到着。雪。しかも大雪。今日のうさぎさんチームは我々4人+シバサキさん、サワダさんの6人。ガイドはフェローのサガさん。 　1本目、視界が悪い。それに雪も重い。ターンができない。雪の反射が激しく並行感覚を失う。すごく疲れる。このスキー場に、日本のナショナルチームが来ているはずだが、この雪で練習できないようだ。キムラキミノブ選手(W-CUPレーサー)の滑りを見る事はできなかった。残念。 　ガイドのサガさんは、新雪を好んで滑る。ワシの板はロシニョールの7X。堅くしまったバーンを、高速ロングターンで滑るための板だ。新雪はつらい。 　11:30分、昼ご飯。ガイドお勧めのカボチャスープとパンのセットを食べる。ビールを足して13$。社長は別のテーブルでカタログ用の写真撮影をしているモデルさん達に愛想を振りまく。 　午後、相変わらずオフピステを滑る。さすがのサガさんも疲れた様子。このメンバー、誰も休もうと言わない。 　唯一のコブ斜面でビデオを撮ってもらう。今日はよく転ぶ。明日は筋肉痛が予想される。 　15:00分、集合。バス出発。 　夕方、洗濯をする。洗濯中、暇なので宿をブラブラする。そこで、懐かしのゲーム"エレベーターアクション"を発見。さっそく1$コインを投入。チープな音楽がいい味を出している。ゲーム終了後、ジョギング帰りのワタナベサブローさんに逢う。サブちゃんとはもうすっかり顔なじみだ。一緒に写真を撮ってもらう。この日は、イトウヒデトデモ、元デモのタバタカヨさんを見かける。カヨさんは引退後フェロートラベルの社員になってる。今回、我々はフェローの別企画、"イトウデモとタバタカヨと滑ろうツアー"と日程が重なったようだ。スキーヤーの間では有名な人がたくさん来ているNZであった。 　18:36分、夕食。レッドロックというメキシカン料理の店へ。ビーフ、チキン、春巻のような食べ物とビールを頼む。生ギターの演奏がいかしてる。フェアグランドアトラクション"パーフェクト"の演奏に気を良くする。4人で67.2$。安くついた。 　食後、木彫りの面や怪しい像がたくさん売っている店で、原住民マオリ族のお面をGETする。倉庫の奥で埃まみれになっていた面を、ワザワザ取り出してもらった。 　夜、シンタニが部屋へ来る。生きていた。バンジージャンプの感想を聞く。ここだけの話、彼は前の日に遺言ビデオを撮っていた(真相は無理矢理ワシが撮影したのだ)。 　23:40分、就床。 (C)Naniwa Hirokazu.

コブ斜面を攻めるワシ 元デモのタバタカヨさん マオリ族のお面

19970827@gardensparkroyal.queenstown.nz スキー場:トレブルコーン 　06:00分、起床。日頃のトレーニングの成果か筋肉痛はない。そのかわり、足の親指の爪を2本とも内出血。コブ斜面をすべるといつもこうなる。滑り方が悪いのだろうか？ 　06:30分、朝食。イトウデモが斜め前で食事をしている。彼は和食党のようだ。 　08:00分、出発。雨。途中、バスはチェーンを巻く。2時間30分後トレブルコーン到着。 　雪、雪、雪。視界不良。風のためリフトも止まっている。11:00分、リフトが動く。今日も我々はウサギさんチーム。ガイドはスノーボードで長野オリンピックに出場するマーティン。積雪量は30〜40cmくらい。滑りにくい。このスキー場、6人乗りのリフト(ゴンドラではない)がある。すごい輸送力だ。午前中は、すごく疲れる。カメラマンに新雪を滑っている写真を撮ってもらう。 　12:20分、昼ご飯。ポテト、サンド、コーヒー牛乳で8$。このスキー場はビールを販売していない。アツオが宿から持参したビールで乾杯する。 　午後、奥さん脱落。カメさんチームへ。マーティン、社長、アツオ、ワシの4人で滑る。しかし凄い雪だ。さすがのマーティンも「オー マイ ガッ」を連発し転んでいる。結局、すぐ休憩。マーティン意外と軟弱。マーティン抜きで滑る。しばらくしてサガさんチームと合流。一緒に滑る。相変わらずこの方、新雪を滑る。疲れた。 　15:00分、バス出発。除雪の為、20分程足止めを食う。17:00分、ワナカ湖の湖畔で休憩。写真が出来上がっていたので買う。こんどの写真はかっこよく撮れている。18:00分、宿に到着。 　その足で明日のヘリスキーの板を借りにいく。ファットスキーと呼ばれる幅の広い板だ。これを使えば新雪でも楽に滑れるらしい(後日談:ほんとにそうだった)。ワシの板は、皆のモデルとは違い少し細め。この板はフォルクルのレンジャーと呼ばれるモデルでヘリスキーのガイドも履いているとの事。レンタル料金45$。 　夕食前、スーパーへ。NZブランドのカップメンを購入。理由は珍しいから。夕食はウィニー&パゴスという店へ。混んでいる。店内の音楽はクラブ風でオシャレ。ワシが地元民だったら毎日行くだろう(ほんとか?)。ベランダ側の席しか空いていない。しかたなく着席。ほとんど外にいる状態だ。寒い。ビールを飲むと体が冷える。ピザx2、パスタx2を注文。ピザの生地は厚く美味しい。4人で71.5$。 　この日の宴会はなし。00:45分、就床。 (C)Naniwa Hirokazu.

チェーンを巻くバス リフト待ちの時間、遊ぶ奥さん

19970828@gardensparkroyal.queenstown.nz スキー場:ウィルダネスヘリスキー 　06:30分、起床。晴れ。昨日の天気がウソのよう。 　06:40分、朝食。07:03分、ヘリスキーの会社ウィルダネスより「今日フライトします」と電話で知らされる。 　07:30分、集合。奥さんは緊張のあまりお腹が痛いとのたまう。バスでクィーンズタウン空港へ。ここで、ヘリスキーの契約書を書く。08:20分、プロペラ機に乗ってマウントクック空港へ。到着後、料金770$を支払う。09:20分、ツアーメンバー集合の指示。ビーコンの説明を聞く。ビーコンとは雪崩で埋まった人を見つけるための発信機の事でヘリスキーや雪山登山の必需品。(この機械は受信機にもなる) 　一通り説明を聞いた後、待機。今日は、1グループ4人で計6グループに別れる。ヘリの搭乗人数が限られているからだ。社長と奥さんは6番目のグループ。ワシとアツオはサワダさん、シバサキさんと同じ4番目のグループ。ガイドはウィルダネスのジョン。ほんの少しニホンゴをしゃべる。 　10:15分、フライトの順番が回ってくる。ヘリポートにヘリが近づく。頭を下げる。風圧がすごい。後部座席に乗り込む。なかは狭い。パイロットとガイド、そしてワシら4人で満席。上昇。飛行機と違い飛ぶ時のGはない。ふわりと浮いた感じ。思ったより安定している。 　山頂に降りたつ。雲一つない天気。凄い。絶景。風がない為ぜんぜん寒くない。ヘリが遠ざかるとすべての音が消える。静かな世界。 　ジョンが注意事項を一通り説明し滑り降りる。ジョンの後について、それぞれ新雪の上を滑る。最高に気分がいい。ファットスキーのお陰でターンが楽にできる。雪の上に浮いているようだ。昨日、新雪でうまく滑れなかったのが嘘のよう。ファットスキーとのシンクロ率はいいようだ。自分の描いたシュプールを確認する。こんな奇麗なシュプールはいままで見た事がない。サロモンスキーナウ(注:TVのスキー番組)はこんな所で撮影してたのか!と変な感動を覚える。 　危険回避のため(だと思う)、各グループが一個所に集まる事はほとんどない。前のグループが滑り終わるのを待ってから滑る。待っている間もジョンは働く。雪の状態や地形をマメにチェックしメモを取る。プロとしての心意気を感じる。 　12:30分、あっという間にお昼。雪で作った簡易テーブルにパンやチキン、シャンパンなどが並んでいる。手作りのカボチャスープが美味しい。ヨーローッパからきたおじいさん達も上機嫌だ。多国籍でアットホームな感じがいい。 　午後、調子よく滑る。日陰に入ると雪質が違うため、一瞬、緊張するがすぐ慣れる。これもまたよい。 　最後のフライト。これで終わりだ。滑るのがもったいないくらいに思える。滑った後はやはりシュプールを確認してしまう。 　終了。最後にジョンと握手。15:36分、雪山を背にヘリでマウントクック空港へ。 　今日は最高の一日だった。 　16:30分、プロペラ機でクィーンズタウン空港へ。17:40分、宿に到着。アツオは今シーズン、ファットスキーに比較的近いカービング系の板を買うと宣言。社長は、もう買う事を決めたようだ。今期はポール(競技)をするんじゃなかったのか!! 　19:30分、夕食。興奮のあまり何所で何を食べたか覚えていない。ガーリックトースト、ポーク、スープ等、4人で92.5$だったと思う。クイーンズタウン最後の夜。それぞれ土産を買う。 　宿に戻り荷物を片づける。01:00分、就床。 (C)Naniwa Hirokazu.

ウィルダネスのヘリ お昼ごはん シュプール

19970829@airporttravellodge.auckland.nz 　06:45分、起床。晴れ。 　07:00分、朝食。食後、荷物を部屋から出す。 　08:00分、集合。マーティンと握手。長野オリンピックではがんばって欲しい。08:30分、バスで空港へ。AN696便でクライストチャーチへ。10:40分、到着。社長はプリクラへまっしぐら。ここまで好きとは...。空港でモリデモを発見。 　11:30分、AN622便でオークランドへ。1時間30のフライト。到着。バスで街へ。オークランドは都会だ。人が多い。バスは免税店で止まる。ここで解散、オークランド観光だ。しかし、スキーという目的を失った我々は途方に暮れる。観光という言葉には無縁の人達だった。アツオはT/Cを全て現金化。使い切るつもりだ。とりあえず船の博物館へ。実物の丸木船やカヌー、帆船の模型、昔の客室を再現した部屋などがあってなかなか楽しい。外国人のお子様も楽しんでいるようだ。 　博物館を出て街を歩く。巨大なスーパーへ行く。ここでサワダさん達に逢う。行くとこは皆同じか。彼らはスカイタワーに登ったそうだ。我々もタワーへ向かう。18$払いエレベータで200m程登る。景色がいい。奥さんとワシははしゃぐ。なんとかと煙は高いところが好きみたいだ。社長は怖がっている。あまりに怖がるのですぐ降りる。沈む夕日を見たかったが残念。 　夕食。オークランドといえばシーフード。「シーフードが旨いならスシを食べてみよう」という事になる。18:00分、有明というスシバーへ。外国人向けの凄いスシを期待するが日本と同じ握りでちょっと残念。一応、ここではシーフードを食べている事にする。サーモン、かきが美味しい。刺し身も美味しかった。日本酒も入り盛り上がる。結局、この日の夕食はNZで一番高価な食事となってしまった。 　20:15分、免税店に集合。バスで今日の宿"エアポートトラベルロッジ"へ。21:00分、チェックイン。クイーンズタウンの部屋より広い。ここもたいへん奇麗だ。4人そろって、また絵葉書を書く。クイーンズタウンでGETした変な絵葉書にプリクラを張る。酔った勢いで、またまたハチャメチャな内容に。受取人はたまったもんじゃないだろう。 　00:30分、就床。 (C)Naniwa Hirokazu.

またまたプリクラ スカイタワー シーフード

19970830@naniwa.fukui.jp 　06:30分、凄い音で目が覚める。目覚し時計だった。びっくりした。外は雨。 　07:15分、チェックアウト。となりではタバタカヨさんもチェックアウトしている。朝食は食べない。飛行機に乗ったら養鶏所の鶏のごとく食べさせられるからだ。 　バスで空港へ。10分程で到着。荷物を預ける。フライトは09:15分。出国審査はあっさりしている。ハイジャック防止用のチェックでアツオ捕まる。カバンを調べられている。日本から持って来た携帯灰皿が引っかかったらしい。怪しいものと思われた様だ。09:00分、搭乗開始。15分後、JL097便離陸。NZとお別れだ。 　しばらくすると機内のスクリーンにドキュメンタリー番組が映し出される。スクリーンが遠くて確認できなかったが、案内はX-FILEのスカリー似の女性(たぶん本人)。バーチャルリアリティやCGの技術紹介をしている。軽く見ていたが番組はとんでもない方向に進んでいく。頭に電極をさし込んで脳を直接刺激する実験の事例や、記憶を記録し別の人に移植する擬似体験の可能性など、マッドサイエンスの世界へ突入。まさかNZ上空でウィルアム・ギブスンの"ニューロマンサー"が登場するとは夢にも思わなかった(ニューロマンサーは近未来SF小説。"GOST IN THE SHELL"などの映画が好きな人にはお勧め)。 　次に映画、"The Saint"を見る。聖人の名を語るドロボーが主人公。盗みの依頼がE-mailで届くところが今風。しかもモバイル環境。依頼の内容も暗号化されている。細かい設定が凝っていて楽しめた。ストーリーは、盗みの目的で近づいた女性科学者と恋に落ちてしまうラブロマンス。次の映画は、動物園を舞台にしたドタバタコメディ。たいくつしのぎにはなった。 　そうこうしているうち、日本時間17:05分、関西国際空港に到着。常夏の島に帰ってきてしまった。税関も無事通過(怪しい物は持ってないが)。しかし、暑い。湿度が高い。なんでこんなに蒸し暑いんだ。17:35分、社長達と別れる。空港の両替所で換金。レートはT/C74.65、NZ$69.0。 　18:18分、関空特急"はるか46号"乗車。新大阪でサンダーバード43号に乗り換える。21:20分、福井駅到着。旅は終わった。名残惜しい。NZはよかった。次はいったい、いつ行けるだろうか。 　23:30分、NZに思いを馳せながら就床。 おわり 次回はあるのか？ (C)Naniwa Hirokazu.

取り調べを受けるアツオ 最後のフライト 過ぎ去るサンダーバード

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